フランス文学と詩の世界 |
Poesie Francaise traduite vers le Japonais |
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てんとう虫(La Coccinelle) |
ロベール・デスノス「お利口さんのおとぎ歌」から「てんとう虫(La Coccinelle)」(壺齋散人訳) バガテルのバラの花に てんとう虫がひそんでました プロヴァンスのバラの中で 120まで数を数えました モガドールのバラの中で テルミドールを生き抜きました ジェリコーのバラの露に おぼれないように気をつけました ピカルディーのバラの花は てんとう虫の天国です 背中にある七つの点は 神様お気に入りの模様です バガテル以下フランスの各地にはバラの花が咲いています。その花を、てんとう虫がつぎつぎと訪れます。 なかでもピカルディーは、てんとう虫にとって天国ともいえるバラの花が咲いています。 テルミドールはフランス革命直後に用いられたいわゆる革命歴の11月をあらわします。今の7−8月をさしています。 |
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La Coccinelle Robert DESNOS Recueil : "Chantefables" Dans une rose a Bagatelle Naquit un jour la coccinelle. Dans une rose de Provins Elle compta jusqu'a cent-vingt. Dans une rose a Mogador Elle a vecu en thermidor. Dans une rose a Jericho Elle evita le sirocco. Dans une rose en Picardie Elle a trouve son paradis : Coccinelle a sept points, Bete a bon Dieu, bete a bon point. |
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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2007-2011
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