フランス文学と詩の世界 | |
Poesie Francaise traduite vers le Japonais | |
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海景:イリュミナション |
銀と胴でできた戦車 鋼鉄と銀でできた船のへさきが 波を打って進み バラの切り株を根こそぎにする 大地の潮流 引き潮の巨大なわだちが うねりながら東へと広がり 林立する木立 防波堤に向けて押し寄せる そしてその先端には光の渦が逆巻くのだ 海景と題したこの詩は、海の景色を歌ったものではなく、押し寄せる高波或は洪水のイメージを描いたものだ。ランボーが津波を見たことがあるのかどうかは、確かではないが、詩に溢れているのは津波のエネルギーに似ている。 ランボーは凶暴な波を、社会を転覆させる民衆のエネルギーに喩えているのかもしれない。 |
Marine Les chars d'argent et de cuivre, Les proues d'acier et d'argent, Battent l'écume, Soulèvent les souches des ronces. Les courants de la lande, Et les ornières immenses du reflux, Filent circulairement vers l'est, Vers les piliers de la forêt, Vers les fûts de la jetée, Dont l'angle est heurté par des tourbillons de lumière. |
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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2007
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