フランス文学と詩の世界 | |
Poesie Francaise traduite vers le Japonais | |
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秋の日の ヴィオロンの ため息は 余が胸を けだるくも 悩ましぬ 息も絶へ 青ざめて 鐘の音に 余は思ふ 去りし日を 涙して 去らんかな 風とともに あちこちと さまよひて 一片の 枯葉の如く |
![]() アレクサンドル「ヴェルレーヌ」 |
「秋の歌」は、ヴェルレーヌの作品の中で、少なくとも日本人にとっては、もっとも親しまれているものである。ヴェルレーヌの詩を特徴付けているあの音楽的な要素が、これほど完璧に成功している作品はないと思われるのだ。 読む人にこの詩が訴えかけているところは、改めていうまでもあるまい。 日本人は、上田敏の訳によって、この詩を鑑賞してきた。その向こうを張るつもりではないが、ここに筆者の訳によって、詩の雰囲気を味わっていただきたい。 |
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Chanson d'automne Les sanglots longs Des violons De l'automne Blessent mon coeur D'une langueur Monotone. Tout suffocant Et bleme, quand Sonne l'heure, Je me souviens Des jours anciens Et je pleure Et je m'en vais Au vent mauvais Qui m'emporte Deca, dela, Pareil a la Feuille morte. |
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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2007
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