フランス文学と詩の世界
Poesie Francaise traduite vers le Japonais
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アルチュール・ランボー:Arthur Rimbaud

アルチュール・ランボーはフランスが生んだ天才詩人だ。1870年前後、普仏戦争とパリ・コミューンで揺れるフランスに彗星のように現れ、短い青春を燃え尽きるようにして生きた。なにしろ、わずか19歳で筆をおき、自分の文学的な業績にはいっさい関心をもたず、自由奔放に生きたのである。その生きざまは、自分自身を芸術作品に仕上げたといってよい。

そんなわけで、ランボーの詩は、彼の生き方そのものを反映している。それは19世紀から20世紀にかけての、あらゆる詩人たちに強烈なインパクトを及ぼし続けた。


ランボーの詩人としての資質は、散文で書かれた「地獄の一季節」や「イリュミナション」に凝縮されているが、それに先立つ韻文の諸作品にも、少年のみずみずしい感性があふれており、上記の作品とはまた違った雰囲気を醸し出している。。

ここではそんなランボーの少年時代の詩を、取り上げてみたい。管理人(壺齋散人)よる日本語訳と評釈に、ランボーの友人ドラエイやヴェルレーヌのデッサンなどを添え、それぞれにフランス語の原文を付した。


夏の感触:アルチュール・ランボー初期の詩

音楽につれて:ランボー、ブルジョアを皮肉る

ヴィーナス誕生:ランボーの肛門愛

吊るされ人の踊り:ヴィヨンのパロディ

・ オフェリア:ランボーのイマジネーション

ロマン:ランボーの恋心

我が放浪:アルチュール・ランボーの放浪癖

谷間に眠るもの:ランボー戦死者を歌

キャバレー・ヴェールにて:シャールロアのランボー

戸棚:ランボーのノスタルジー

夕べの祈祷:ランボーのスカトロジー

パリの軍歌:ランボーのコミューン体験

盗まれた心:ランボーの脅迫観念

虱を探す女たち:アルチュール・ランボー

酔いどれ船:ランボーとパリ・コミューン

尻の穴のソンネ:ランボーとヴェルレーヌ

涙:言葉の錬金術(アルチュール・ランボー)

至高の塔の歌:ランボーの恍惚

永遠:アルチュール・ランボー

黄金時代:ランボーの錯乱

母音の色(ランボーの詩に寄せて)


イリュミナション Illuminations :ランボー最後の散文詩集

洪水の後 Apres le deluge

寓話 Conte

生活 Vies

出発 Depart

王権 Royaute

ある理性に A une raison

街 Ville

ヴァガボンド Vagabonds

夜明け Aube

花々 Fleurs

海景 Marine

苦悩 Angoisse

戦争 Guerre

ボトム Bottom

デモクラシー Democratie


アルチュール・ランボー:生涯と作品

鈴村和成「ランボー、砂漠を行く」

詩作放棄後のランボー

ヘンリー・ミラーのランボー論

地獄の遍歴者・ジャン・マリ・カレのランボー伝

Adieu さらば:大江健三郎「取り替え子」:ランボー「地獄の一季節」から


清眞人「新ランボー論」を読む

清眞人「新ランボー論」を読むその二

清眞人「新ランボー論」を読むその三


詩集緋色の愛




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